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高松勤労者総合福祉センター

Daily Archives: 2016年8月8日



香川県漆芸研究所修了者作品を展示しています☆

2016年8月8日

高松テルサ 1階ロビーに香川県漆芸研究所修了者作品を2点展示しております。
香川漆芸の美しさをぜひご覧ください。

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【展示作品】
乾漆彫漆箱(かんしつちょうしつばこ)「標識」 磯 美智子(平成24年度修了)
蒟醤菓子器(きんまかしき)「まるい、月の夜に」 白戸 優貴子(平成20年度修了)

【展示期間】
平成28年8月1日~平成29年1月31日

●香川漆芸について
香川の漆芸は、江戸時代に高松藩主松平氏の産業奨励策によって発展。
香川県の代表的な伝統産業に発展できたのは、江戸末期に登場した
玉楮象谷(たまかじぞうこく)という人物の功績によるものでした。

讃岐・高松に生まれた玉楮象谷は京都に遊学し、
東本願寺や大徳寺などが秘蔵する多くの漆芸作品に接しました。
その後多くの漆芸技術の知識を高松に持ち帰った彼は、松平頼恕(よりひろ)(第九代藩主)によって才能をみいだされ、
お抱え職人として自立しました。
藩の宝蔵品の管理・修理も任されるようになり、それらをつぶさに観察し、自分の技術として発展させ、
従来の伝統的な技法を基礎に玉楮象谷独特の漆芸技法を確立しました。

玉楮象谷は、中国伝来の存清・彫漆技法、そして中国南方・東南アジア伝来と言われる藍胎蒟醤の技法に着目し、
日本的な漆芸技法としてよみがえらせました。
これらの技法は、今日では「蒟醤(きんま)、存清(ぞんせい)、彫漆(ちょうしつ)」として香川の地で発展し、
「香川の三技法」と呼ばれています。
玉楮象谷が「香川の漆芸の祖」、「香川の漆聖」と称される理由はここにあります。

(香川県漆芸研究所 ホームページより引用 http://www.pref.kagawa.lg.jp/sitsugei/index.html

漆器は熱を伝えにくく、傷みにくいという大きな特徴があるそうです。
また、漆器はガラス器や焼き物などと一緒に並べても、違和感なく調和するため、
自由な組み合わせを楽しむことができるそう。
食卓やお部屋のコーディネートが新鮮になりそうですね。

今まであまり身近ではなかった漆芸ですが、
この機会にいろいろと見てみたいなと思います♪

おおくま